INTERVIEW 02

工場社員
インタビュー

未経験からでも、確かなスキルを身につけられる!
先輩方に支えられながら、加工紙の工場で活躍中。

茨城県ひたちなか市にある関東工場。
その加工紙グループで仕上係として活躍する入社3年目の社員に、
仕事内容やスキルの身につけ方、職場環境などを聞きました。

加工紙グループ
ラミネート課 仕上係
(関東工場 勤務)

K.N.

2022年 中途入社

大変な状況でも、皆で協力して出荷できた時に達成感。

現在の仕事内容を教えてください。
化粧品パッケージに使われるキラキラとした紙や、食品一次容器に使われる耐水・耐油性のある紙などは、原紙にアルミ箔・フィルム・樹脂などを貼り合わせて作られます。こうした美粧性・機能性を持つ加工紙を生産し、印刷会社などに提供しているのが加工紙グループ。私はその仕上係に所属し、工場で検品・包装業務を行っています。前工程で加工・断裁された加工紙を1枚ずつめくりながら、継手のテープ跡やへこみ・傷などがないかを検品。不良品を取り除いた後、加工紙を湿気などから守るシートで包装し、出荷の手配を行います。チームで協力しながら体を動かして働く日々は、デスクワークよりも私の性に合っているように感じています。
どのような時に、やりがいを感じますか?
冬場に向けて、特殊品を大量に納品した時のこと。全量検品が求められていたため、約3,000枚ずつパレットに乗せられた加工紙を1枚1枚めくって確認していきました。紙の束は重く、特殊紙は不良部分が見えにくいので、腰・手・目が想像以上に疲れたのを覚えています。それでも、気を緩めることなく丁寧に検品。出荷日が迫るなか、各工程と連携して何とか必要数を確保できた時には大きな達成感を感じました。検品業務は、お客様に納品する直前で、加工紙の品質を最終チェックする「最後の砦」。もしも検品が甘い状態で出荷してしまえば、製造に関わった全ての人の努力が水の泡になってしまいます。このように目の前の仕事の大切さを認識することで、大変な時でも緊張感ややりがいを持って頑張れるのだと思います。
仕事の知識・スキルは、どのように身につけましたか?
異業種から転職したため、加工紙製造の仕事は全くの未経験。会社や先輩方による教育のおかげで、仕上係に必要な知識・スキルを身につけてきました。まず入社後の研修では、座学・現場見学を通して加工紙グループの各工程について学びました。その後、配属先で実際の仕事に触れながら、検品・包装のやり方を先輩方から指導してもらいました。検品とひと言で言っても、見るポイントはさまざまです。継手の確認とはどのように行うのか、どの程度の傷があったら取り除くのかなどを一つひとつ習得。そして、私の検品に漏れがないかを先輩方にチェックしてもらうことで、少しずつ検品の精度を高めることができました。

仲間と支え合いながら、新しい仕事にも挑戦できる。

今後、どのように成長していきたいですか?
仕上係の仕事に慣れてきた頃、「他の仕事にもチャレンジしてみたい」と上司に相談しました。すると、上司は「前工程を知ることは今後のためになるはず」と、加工工程の指示書作成業務にも挑戦させてくれました。ラミネーターと呼ばれるマシーンを使って原紙にフィルムなどを貼り合わせている加工係の方々に対して、原材料や加工条件などを指示。特に新規製品のサンプル作成における指示書作成は、どの樹脂を使い、どんな温度で加工すればお客様からの要求事項を満たせるかを試行錯誤する必要があり、とても刺激的な仕事でした。前工程についてはまだまだ知識不足なので、コミュニケーション能力を磨いて加工係の方々とより良い関係性を築き、彼らが経験から得た知識を吸収していきたいと考えています。
働きやすい職場環境だと思いますか?
重い物を持ったり、夏場は暑さが厳しかったり、配属先によっては夜勤があったりと、工場勤務は体力的につらいこともあります。工場には数百人が勤めているので、時には人間関係に悩まされることもあるでしょう。そうした時、悩みを相談できる人が身近にいることが大切だと思います。仕上係には女性社員が多いので何でも相談しやすく、なかでも2児の母である上司からは「産休・育休が取りやすい」、「子供が熱を出した時も会社がサポートしてくれた」など、将来に役立つ話も聞くことができています。また、工場の近くに住んでいる方も多いので、仕事帰りに仕上係の皆さんとお酒を飲みに行くこともあります。仕事中とは違った一面を見せ合って関係性を深められたり、人脈が広がって仕事を進めやすくなったりと、有意義な時間なのでいつも楽しみにしています。